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DICTが新たなフェーズを迎えUniversityとして動き出します。

DICTが新たなフェーズを迎えUniversityとして動き出します。

2022年3月、代々木にオープンしましたイノベーションカフェ「DICT CUBE TOKYO」は半年間の間にさまざまな方との交流を経て、加速的にたくさんのイベントが起こり大きなムーブメントになりました。

この出来事を経て、9月からは新たなフェーズを迎え「DICT University」を創設すべく価値観を共有できる仲間たちと動き出しています。

本当のビジネスパーソンを排出する「DICT University」とは?

「University」と言っても、19世紀ドイツの近代的大学を模倣した現在の日本のような大学制度ではありません。12世紀ルネサンスとも呼ばれる12世紀の知的高揚のもと、中世西ヨーロッパで自然発生的に生まれた、自律的に教え合う寺子屋的なUniversityを意味しています。

ちなみにUniversityの語源は、universitasというラテン語。
「uni」+「versus」で、「一つに」+「向きを変えた」。
転じて「一つになった」または「一つの目的をもった共同体」となり、全体・宇宙・世界または組合という意味合いを持っています。

ワークショップを通じて実践的な人材になっていく

9/25(日)、DICT Universityの記念すべき第一回講義『クリエイティブシンキングが未来をCo-Creationする 〜現役クリエイティブディレクターに学ぶ共創型セミナー&ワークショップ〜』と題して、ビジネスパーソンに今求められるクリエイティブについてワークショップを開催、おかげ様で大盛況になりました。

また、先日10/22(土)には、一般社団法人MBDGs代表理事の平野麻紀子さん Makiko Hirano を講師にお招きし『MBDGs提唱者に学ぶ人材基盤教育の基本 共創型セミナー&ワークショップ 〜主体性が湧き出る人材基盤教育は共創社会の羅針盤〜』の演題でワークショップを開催しました。

DICTで今、何が起ころうとしているのか?

今、主体性が湧き出る人財基盤教育が共創社会の新常識になりつつあります。
この課題意識を私も常に持ち続けていました。私は実行できても人をその気にさせるのは、結局本人の覚悟やエネルギーでしかない。

私が関わっているビジネススクールやアカデミアでの研究活動、スタートアップや大企業でのビジネス、政策を立案し、実行する政治や行政の世界…産官学全ての活動に当てはまる根源的な課題であり、よくよく考えてみれば、子供の教育はまさにこれに当てはまるなと最近つくづく感じていました。

新たな自律分散型組織(DAO)のアプローチを目指すDICTとしては、参加者一人一人にとって、なくてはならない前提条件なのです。

このワークショップのテーマにもなっている「自立」とは、『己をよく理解し、果たすべき役割や社会における立ち位置、またその活かし方をよく知り、自信と確信をもって何事にも臨めるエネルギーに満ち溢れた状態』と言い換えられるのではないでしょうか。この「自立」が確立されていない状況下では、ビジョンや戦略も描くことができず、イノベーションや共創はあらゆる分野できっと実現することはないでしょう。

「DICT University」はワークショップや実践を通じて本当に実行できるビジネスパーソンを生み出す「ビジネスプロトタイピング」の場へと昇華していきます。

今後のDICTにぜひご期待ください。